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渋沢栄一
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第1回 2026.04.01

もし渋沢栄一がガウディでクロコダイル財布を作ったら

日本資本主義の父が求めた「志の財布」

渋沢栄一

渋沢栄一

Shibusawa Eiichi(1840-1931)

日本資本主義の父。約500の企業設立に関与。

新一万円札(2024年〜)

GAUDIE店長の南澤です。

今回から始まるこのコラムシリーズでは、「もし歴史上の偉人がガウディの本店サロンを訪れたら」という想像の世界をお届けします。

記念すべき第1回のお客様は、新一万円札の顔──渋沢栄一翁です。

ある秋の午後、蔵前の本店サロンに一人の紳士が現れました。

三つ揃いのスーツに身を包み、背筋をまっすぐに伸ばしたその方は、穏やかな笑みを浮かべながらこうおっしゃいました。

「南澤さん、私は約500の会社を作ってきましたが、自分のための財布を作ったことがないのです。」

渋沢栄一翁──日本資本主義の父と呼ばれ、みずほ銀行、東京ガス、東京証券取引所、帝国ホテルなど、日本の近代経済の礎を築いた方です。

私はまず、いつものようにクロコダイル革を広げてお見せしました。

「渋沢翁、クロコダイルは個体差の素材です。1つとして同じ柄のものはありません。」

翁は革に触れながら、じっと腑柄を見つめておられました。

「なるほど。一つ一つが違う……。私が大切にしてきた『論語と算盤』の精神に通じるものがありますな。道徳と経済は別物ではない。個性と品格も、また然り。」

私は翁の言葉にハッとしました。クロコダイル革の個体差──それは単なる「違い」ではなく、一つ一つの革が持つ「個性」であり「品格」なのだと。

「翁、仕上げについてお聞きしたいのですが、光沢のあるグレージング仕上げと、落ち着いたマット仕上げ、どちらがお好みでしょうか。」

「私は華美なものは好みません。しかし、質素であることと品がないことは違う。使い込むほどに味わいが出る……そういうものが良いですな。」

マット仕上げ。翁の答えは明快でした。

GAUDIE Products

渋沢栄一の財布に近い製品をガウディ公式サイトでご覧いただけます

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翁との対話を重ねるうち、私の中でイメージが固まってきました。

ラウンドファスナー長財布。素材はナイルクロコダイルのマット仕上げ。

そして色は──ジャパンブルー。

「翁、色は藍色をご提案したいのです。ガウディオリジナルの『ジャパンブルー』という色です。」

「ジャパンブルー……日本の色、ですか。」

「はい。日本の藍染めの伝統に着想を得た色です。翁が生涯をかけて築かれた『日本の近代経済』──その志を、日本の色で表現したいと考えました。」

翁は少し目を細めて、こうおっしゃいました。

「南澤さん、あなたは革の職人であると同時に、物語を紡ぐ人でもありますな。」

恐縮しながらも、私は続けました。

「内装には、翁が大切にされた論語の一節を刻印させていただきたいのです。『己欲立而立人、己欲達而達人』──自分が立ちたいと思ったら、まず人を立たせよ。」

職人の比留間が仕立てた財布を、翁にお渡しした時のことは忘れられません。

翁は財布を手に取り、ゆっくりと革の表面を撫でながら、こうおっしゃいました。

「南澤さん、これは財布ではありませんな。これは──志の器です。」

ナイルクロコダイルのマット仕上げは、翁の手の中で静かに、しかし確かな存在感を放っていました。使い込むほどに自然な艶が生まれ、持ち主とともに「育つ」革。それはまさに、翁が生涯をかけて育てた日本の経済と同じように、時間とともに深みを増していくものです。

ジャパンブルーの深い藍色は、蔵前のサロンの光の中で、静かに輝いていました。

「クロコダイルは個体差の素材です」──私がいつもお客様にお伝えする言葉ですが、渋沢翁との出会いを通じて、その言葉の意味がまた一つ深くなりました。

一つとして同じ柄のないクロコダイル革。一人一人異なる人生を歩むお客様。その出会いの中から、世界で1つだけの製品が生まれる。

それが、ガウディの仕事です。

渋沢栄一のためにオーダーメイドされたクロコダイル財布

渋沢栄一のための一品 ── ラウンドファスナー長財布

ナイルクロコダイル / マット仕上げ / ジャパンブルー

※ イメージ画像です。実際の製品とは異なります。

Product Specification

渋沢栄一の一品

ラウンドファスナー長財布 ジャパンブルー
製品

ラウンドファスナー長財布

ナイルクロコダイル

仕上げ

マット仕上げ

ジャパンブルー

特徴
  • ナイルクロコダイル(マット仕上げ)
  • ジャパンブルー(藍色)
  • 内装に論語の一節を刻印

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実物を見て、触れて、感じてください。

コラムで紹介した革や仕上げを、ぜひ実物でお確かめください。本店サロンでは、南澤店長が革を広げながら丁寧にご説明いたします。

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